施工困難事例Ⅱ
こんにちは。もう12月になっています。急に寒くなりましたが、季節の変わり目どうぞご事案くださいませ。
さて、今回は施工困難事例Ⅱということで書かせていただきます。これは決して自己満足の記事ではなく、ご自分でDIYで施工してみたいという方のお役にきっと立つと思っています。どうかご参考になれば幸いです。
これまでヘッドライトを綺麗にさせていただいていて、施工前にほぼ分かるのですが、一度手が入っていることが割とあります。つまり一度どなたかが施工されている。いい悪いではなく。なぜ分かるのかというと傷が多々残っているからです。伺うと自分でやってみたけどうまくいかなかったということを仰る方もおられます。全然、ご自分で施工されるというのは素晴らしいことです!応援したくなります。
気をつけていただきたいのはyoutubeの情報を鵜呑みにすると失敗することが多いということです。youtubeで間違いを発信していいるということではありません。綺麗になる正しい方法のひとつだと思います。でも、動画を見てそのとおりにやれるかといえば別です。
その理由は、①作業に要する時間が違う、②使う道具が違う、③ヘッドライトの劣化状態がそもそも違う、というのがあります。
①の作業に要する時間ですが、youtubeを見るとやはり一日がかりかそれ以上です。初めてトライされる方の心境として「初めてだけど綺麗になるだろうか」という少しの不安を持ちながらされる方も多いと思います。そのような心持ちで一日がかりかそれ以上の作業をできるかと言ったら本当にそれは簡単ではないと思います。私なら心が折れます。
②使う道具ですが、やはり専門のポリッシャーなり研磨バフなりを準備していないと手作業のみでは果てしない作業をすることになりかねません。付け加えて、磨きというのは粗い番手から細かい番手に移行して傷を小さくしていきます。その際に粗い番手の傷が残っていてはダメでそれではずっと綺麗になりません。その粗い番手の傷が取れたのかは、磨いて白くなっている表面状態を見ながら判断する場合、簡単ではありません。私自身、金属磨きを仕事させていただいた時期がありましたから、この工程が一番苦しめられる判断の難しい行程でした。初めての方には失礼を承知で書きますが、この判断は磨き技術の基礎があってかつ、慣れていないとできないと思っています。
③劣化状態が傷なのか、くすみ、変色、変質の黄ばみなのか、が分かって対処しないと最短距離で仕上げることは困難だと思います。それぞれの状態に合う工程で作業しないといつまで経っても終わらないことになりかねません。ましてやyoutubeで専門の方が作業して一日仕事な訳ですから。
ここで、私なりの経験からの私見になりますが、どの劣化状態でも共通して言えることです。それは、耐水ペーパー(紙やすりとも言われますが正確には違います)は初心者の方にはおススメしたくないということです。耐水ペーパーでの作業は傷が深すぎます。ヘッドライトは樹脂ですの簡単に深い傷が付きます。それを落としていく作業は気が遠くなります。これをお伝えしておきたかったのです。
もしアドバイスでよければ喜んでさせていただきます。ヘッドライトを綺麗にしたいと思っておられる方のお力になれば、またそれで自分の磨き経験がお役にたつのであれば嬉しいです。
20代、30代と違い、現役でいられる時間は限られています。そんなことを考えると、恩返しのつもりで何事もやっていきたいな、と思うことの方が多くなりました。歳ですかね(笑)
長く書いてしまいました。お付き合いくださった皆さん、ありがとうございます。
感謝します。
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