施工困難事例紹介
こんにちは。9月に入り、朝晩が少し過ごしやすくなってきました。日中はまだまだ暑いですね。
今日は、これまでの施工事例の中から手強かった、難しかった事例をご紹介します。これはご自分でDIYをされる方にも役に立つと思いますので書いてみます。
そのお車はヘッドライトが白くくすんでいました。一度オーナー様ご自身で磨いて、その後樹脂コーティングを施工されたのだそうです。その樹脂コーティングが白くくすんでしまっていました。私は何も考えず作業に取り掛かりましたが、いくら磨いてもくすみが落ちていかないのです。焦りました。
その時手持ちの研磨剤では歯が立ちませんでした。慌ててホームセンターへ行き、金属用の研磨剤ペーストを購入しました。それで磨くと少しずつ落ちていって、透明感が戻ってきました。この時やっていた作業は樹脂コーティング剥がしです。6,7割程度は剥がすことができましたが、残り3,4割は樹脂コーティングが固く、分厚く剥がすことができませんでした。この時の樹脂コーティングの被膜はかなり厚く暑い所では1ミリ近くあったのではないかと思いました。
オーナー様が理解のある方でしたので助かりましたが、完全に樹脂コーティングを剥がすには数日かかると思いました。
お話を伺ったら、2,3年前?(お話のニュアンスからして)に自分で施工して、それからしばらくは綺麗な状態だったこと。しかし、劣化してきて白くくすんできてしまったこと。
を伺いました。きっと、オーナー様もご自分で再度綺麗にされようとしたのかもしれません。しかし、うまくいかずこちらに持ち込んでくださったかと。
できるだけ綺麗にしてお返ししましたが、樹脂コーティングの被膜がこんなにも磨けないものなのかと痛感しました。さらに樹脂コーティング自体も劣化するのだなぁと思いました。
この施工事例があってから、いろんなお客様からご依頼をくださる際には、一度磨き等の施工をされたことがあるか、事前に伺うようになりました。その有無によって施工内容、施工結果が違うことがあるからです。
この件もあって、私がコーティング剤を探していた時には樹脂材料の厚い被膜を形成する製品は避けるようにしました。二度目の施工が手間がかかり過ぎるからです。ガラスコーティング剤であれば、二度目の施工の際に残っていても厚い樹脂被膜に比べて剥がすのは難しくありません。
もし、ご自身で施工される際には二度目の施工も考えて材料を選定されるとよろしいかと思います。薄い樹脂被膜を形成するものであればまだ対処はやり易いかと感じています。(あくまで個人の感想です。)
お役に立てれば幸いです。
今日も最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。
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